梅田の高層ビルは航空法により高さ200m以下に制限されている
大阪市の中心地、梅田には高層ビルがたくさん建っています。一番高いビルはハービスOSAKAだったと記憶していますが、その高さは約190mです。
他の高層ビルも高さは200m以下です。どうして200mを超えるビルが建たないのか。その理由の一つに航空法による制限が挙げられます。
「大阪国際(伊丹)空港高さ制限回答システム」で調べると、梅田は、大阪国際(伊丹)空港の円錐表面に該当し、海抜約189m~約192mを超える高さの建築物は建てることができません。この航空法に基づく制限表面については、他の空港でも同様に定められています。関西国際空港や神戸空港のように、海の上に滑走路がある空港は、航空機が街の上を通って離着陸するのではないので影響は少ないのですが、大阪国際(伊丹)空港については、離着陸のために航空機が通るルートの下には、大阪市などの住宅街や商業地が広がっています。梅田のような高層ビルが建設される一部の地域では航空法の影響が出ます。
【大阪国際(伊丹)空港に係る高さ制限区域を含む市】
・豊中市
・吹田市
・池田市
・箕面市
・大阪市
・東大阪市
・八尾市
・松原市
・伊丹市
・宝塚市
・尼崎市
・西宮市
・芦屋市
・神戸市
大阪国際(伊丹)空港の制限区域はやたらと広く、制限区域は多くの市にわたります。
特に円錐表面が広く、兵庫県方向に大阪湾へ向かって広がっています。
これは航空機が大阪国際(伊丹)空港を離陸後、南方向、大阪湾の方へ転回しつつ上っていくというルートになっているからでしょう。
私は、空き家、留守宅の管理業務を行っていますが、管理していた伊丹市内のマンションから大阪国際(伊丹)空港の滑走路が見えました。
大阪国際(伊丹)空港を、宝塚方向に離陸した航空機は、すぐに大阪湾方向へと大きく転回しつつ上昇していくのがよく見えました。
【大阪国際空港の制限表面区域】(関西エアポートが公表している「大阪国際空港周辺における物件の設置制限について(大阪国際空港の制限表面区域)」より地図を抜粋

大阪国際空港の制限表面の調査方法
空港周辺において、建物等を設置しようとする場合は、設置しようとする建物等が制限表面の上に出るか否かを空港を管理している先に確認しなければなりません。大阪国際空港の場合は、管理運営を行っている関西エアポート株式会社が確認先となります。
制限表面の調査は、以前は電話やFAXで確認をしていましたが、現在はホームページ上で調査することができます。
『大阪国際(伊丹)空港高さ制限回答システム』
【参考】
国土交通省 空港等設置管理者及び空域を管轄する機関の連絡先について
国土交通省 大阪航空局 空港周辺における建物等設置の制限(制限表面)













